Digital, digital and digital

デジタルについてトッププロファーム勤務の藤谷が書き綴ります。

専門書

統計学の名著 (入門書) - マーケティング過多の中で、何はともあれまずはこの6冊の名著から(随時更新)

統計学の名著6冊 + 問題集 専門家でもないのに思いっきり地雷を踏み抜きますが、最近の統計学は本当にマーケティング過多ですね。MITのコースの為に、OAZOの中で1hくらい統計の本を物色しましたが、やはり名著はそんなに頻繁には出ないんだなという普通の結…

簿記 - それは馬鹿にする誰もが甚大な損をするサブスキルの大臣 (6/) - 簿記の決定板の教科書が出た

簿記の勉強は人気がない ファームからtech companyに転職して早1年以上経過し、テクノロジーにどっぷりはまりつつも担当する業務はほとんどStratgy workです。それと同時に指導をする後輩の人数が増えています。そんな中で、会計を勉強してくれない後輩に困…

企業戦略論 Jay B Barney - 現場の実務家への最良の戦略書 (2/X)

引き続きBarney3部作を紹介します。実務家の戦略スキル構築への貢献性が非常に高いなと再確認している本です --Barney3部作企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続https://amzn.to/33OAjdt企業戦略論【中】事業戦略編 競争優位の構築と持続https://amz…

企業戦略論 Jay B Barney - 現場の実務家への最良の戦略書 (1/X)

最近戦略業務ばかりしています。というか、来年の前半戦くらいまで戦略業務につくことになりそうです。なので本当の基礎の基礎からやり直しています。「速く、精度が高く、(出来れば)疲れない」状態で諸々を進められないだろうかというのが思うところです。…

戦略再考 - Tech firm/事業会社における戦略業務 (2/n)

前回の記事の続きを書いていきます戦略再考 - Tech firm/事業会社における戦略業務 (1/n)http://touya-fujitani.blogspot.com/2020/09/strategy.tech.html事業会社のおける戦略業務の方法論の構築と、従来のStrategyとDigital/DX strategyはまったく別物であ…

東大が無料公開している超良質なPython/Data Science/Cloud教材まとめ (*随時更新)

東京大学がちょっとびっくりするくらいの超良質な教材を無料公開していたので、まとめました Python入門講座東大のPython入門が無料公開されています。scikit-learnといった機械学習関連についても説明されています。ホントいいですPythonプログラミング入門…

戦略再考 - Tech firm/事業会社における戦略業務 (1/n)

戦略業務の方法論の再構築 ファームからテック企業に転職して大分経つのですが、現職で戦略関連の業務に取り組むことが多く、戦略系の本と過去の自分の業務を振り返る様になりました。というのは、戦略業務においてファーム時代とまったく同じ様に実施するわ…

キーポイントシリーズはなぜ分かりやすいか - キーポイント 確率・統計 (1/)

あるいは最も投資対効果の高い数学書:キーポイントシリーズ ぼくはキーポイントシリーズが大変素晴らしいと思っています。 キーポイント確率・統計 https://amzn.to/2H3xvyf 端的に「数学の実用性」に焦点を置いている点がとても好感が持てます。そもそも99…

Shift 濱口秀司 (著) - イノベーションの最高の教科書 (6/)

引き続き、日本人の最高のイノベーターの濱口秀司さんの論文集Shiftについて書いていきます。名著というものは「使い倒す」ことが重要です、そしてそれが名著への最大の敬意だと思います。発売されて結構経ちますけれど、時間を見つけては読み込んでいます。…

統計 - それは誰もが見逃してしまいがちなサブスキルの参謀 (3/)

引き続き数学スキル、特に統計について書いていきます。サブスキルの参謀ですね参考記事統計 - それは誰もが見逃してしまいがちなサブスキルの参謀 (1/)http://touya-fujitani.blogspot.com/2020/04/stascticsdatascience.html 前回の記事を書いた際に読者の…

関正生さんの英語の説明はなぜわかりやすいか

関正生さんという非常に有名な英語講師の方がいらっしゃいます。ぼくはボランティアで大学受験を教えているのですが、いまの高校生の間で一番人気と言ってもいいみたいです。で、ぼくも何冊か読んで見たのですが、確かにちょっとびっくりするくらい説明がわ…

あるいはコンサルファームへの内定率を劇的に向上させ得る方法 (就職活動) - 冨山和彦さんの本

冨山 和彦さんと言えば泣く子も黙る企業再生のプロですね。ぼくはあまり後ろ向きな話が苦手かつテクノロジーが絡むことがあまりないので再生案件には関わりが薄いですが、再生案件にはコンサルティングのすべてが詰まっているというのは同意出来ます。そんな…

英語学習 - Speakingという最後の難関を越える(発音) *随時更新中

英語学習における最後の難関Speaking Speakingというのは英語学習における最後の難関です。ホントありとあらゆる場で聞くのは「読む・聞く・書くは出来ますが、話すは出来ません」という台詞です。発音については、ぼくは英会話スクール通うのはまったく以て…

時系列分析の基礎スキル固めの為の名著5冊

諸事情でこれを一気に読み返す。しかしぼくはホントにファームの人間なんだろうかという気がしてくるけど。マーケットが神であり、クライアントと目の前のプロジェクトでのニーズがすべてだからな。なんか代理店の時に頼りになった制作会社の方達がいたがご…

統計 - それは誰もが見逃してしまいがちなサブスキルの参謀 (2/)

引き続き数学スキル、特に統計について書いていきます。サブスキルの参謀ですね。ところでなぜ数学、特に統計を勉強するかについて再確認します。役に立つからです。統計学とは「数字データというものを、どのように分析し、どのような判断を下したらよいか…

英語学習 - TOEIC満点までの英単語学習はこの5冊で十分過ぎる

TOEIC満点までの英単語学習 英単語を学習する必要はないということを声高らかに言う人が結構いるけど、ぼくは英単語は勉強すべきだと考えています。 そもそもセミネイティブ程度まで英語力を高める中で、「英単語を勉強するべきタイミング」というのがきます…

Digital Product Management certification from Boston universityを取得しました

EdxでBoston universityのDigital Product Managementを取得してみたので、何回かに分けて内容を紹介します。 Digital Product Management Boston universityhttps://www.edx.org/micromasters/digital-product-management Boston universityは大体世界ラン…

Product Management with Lean, Agile and System Design Thinkingのcertificationを取得しました (1/4)

EdxでBoston universityのProduct Management with Lean, Agile and System Design ThinkingのCertification取得してみたので、何回かに分けて内容を紹介します。本講義は特に分量が多かったので4回に分けて紹介することを考えています。 Product Management…

やっぱりクルーグマンの本は最高に面白い - 書評 クルーグマン ミクロ経済学(第2版)

先日、この記事を読んで久しぶりにクルーグマンのことを思い出しました。ノーベル経済学賞のクルーグマン教授「ビットコインは金より有用」https://jp.cointelegraph.com/news/paul-krugman-said-btc-has-more-utility-than-gold記事の中にもある通り、クル…

財務分析の隠れた名著 - 財務デューデリジェンスの実務 PwC

財務分析とは、そしてFDDとは ぼくにとって会計士とは監査をする方ではなく、MAの際にFDDレポートを書いてくれる方である。が、このFDDレポートとはとかく馬鹿にされがちな代物である。特にファンド若手は「会計士が書いたレポートなんて、ビジネスインサイ…

複雑な情報構造構造を瞬時に表現する英会話力獲得の為に (3/)

相変わらず英会話力の底上げに取り組んでいます。難しいのは、英語に一切working memoryを取られないということを実現する点です。英語話せますよという方はいらっしゃいますが、working memoryの使用量0ですよと完全に言い切れる方はそんなにいないんじゃな…

サブスクリプション時代におけるGrowth hackerとしてのCustomer Success role (1/)

サブスクリプション系の本で良著に出会いました。カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則https://amzn.to/2JAZV47 ちょうど日本においても、カスタマーサクセス職の盛り上がりを感じていたところにもってこいな良著…

プロフェッショナル - 英語プレゼンの準備

最近の業務では絶対に失敗できない英語プレゼンの数がとんでもなく増えている。これ失敗したら普通に終わりなんじゃないかなみたいなプレゼンが週3くらいで降ってくる。買収した海外の子会社のマネジメント向けのクライアント代理でのプレゼンのケースが一番…

ロジカルシンキング・ライティングの為の3冊

就活生や社会人がロジカルシンキングを学ぼうとした際に、多分この本を買うことが多いと思います。ロジカルシンキングhttps://amzn.to/2zO2tpq この本自体は良著ですが、決定的な弱点があります。それは読み終わった方があんまり論理的にならないことが多い…

あるいはコンサルファームへの内定率を劇的に向上させ得る方法 (就職活動) - 冨山和彦さんの本

冨山 和彦さんと言えば泣く子も黙る企業再生のプロですね。ぼくはあまり後ろ向きな話が苦手かつテクノロジーが絡むことがあまりないので再生案件には関わりが薄いですが、再生案件にはコンサルティングのすべてが詰まっているというのは同意出来ます。そんな…

Steve Jobs から学ぶ Bullet point - あるいは最高の情報整理

メモの魔力が売れに売れていますね。会社がピンチの時に出版で露出を得るというのはUSJの復活の立役者の森岡さんが取った手法ですが、Showroomは復活するんでしょうか。 著者の前田さんが自己分析の時にノート術に覚醒めたとおっしゃっていましたが、ぼくはU…

コトラーのマーケティング4.0 - スマートフォン時代の究極法則 (1/)

久しぶりにマーケティングの良著を見つけました。コトラーのマーケティング4.0です。 コトラーのマーケティング4.0https://amzn.to/2UKKmsE マーケティング3.0はソーシャルメディアを雑に扱っていたのでとても人様に勧められる出来ではなかったように思うの…

統計 - それは誰もが見逃してしまいがちなサブスキルの参謀 (1/)

サブスキルの参謀、それは統計 スキルには2種類のスキルがあります。「それ単体」で業務上の価値貢献に直結するメインスキルと、何らかのメインスキルに組み合わさった形でないと価値貢献につながらないサブスキルです。ちなみにサブスキルの王様は「英語」…

Shift 濱口秀司 (著) - イノベーションの最高の教科書 (5/)

引き続き、日本人の最高のイノベーターの濱口秀司さんの論文集Shiftについて書いていきます。名著というものは「使い倒す」ことが重要です、そしてそれが名著への最大の敬意だと思います。発売されて結構経ちますけれど、時間を見つけては読み込んでいます。…

戦略ファーム時代に読んだ700冊のまとめ *随時更新

戦略ファーム時代に読んだ700冊程度の本をまとめています*随時更新 戦略ファーム時代に読んだ700冊程度の本をまとめています I. 戦略 企業参謀 https://amzn.to/44iKVxM 当初、いまいち戦略というものが掴めきれず迷子になっていた時に「大前研一はこれだけ…