Digital, digital and digital

デジタルについてトッププロファーム勤務の藤谷が書き綴ります。

社会人の勉強の最大の問題点

社会人の勉強の最大の問題点、それは「問題を解くという行為」が少な過ぎる点です。

 

高校生が自分で教科書と問題集を解きまくって東大に受かるというのは普通に出来ます。ただ、「教科書だけ」で東大に受かれとなると話は別です。流石にその水準は完全に天才レベルだと言わざるを得ません。それにも関わらず、社会人の学習には「問題を解く」という行為が少なすぎるのです。資格試験では問題を解きますが、専門書を読む「のみ」というパターンが多いのです。多いのですというか、何故か社会人学習だけが、読む「だけ」で何かを習得するという無理ゲーに知らない間になっているのです(これ皆すっごい損していると思っているんだけれど、どうだろうか)。余談ですが、なのでぼくはNetflixを延々と見て英語を勉強するみたいな方法論は望ましくないと思っています。

 

英語学習 - Netflixを延々と見るのではなく。あるいは最も楽しい学習方法
http://touya-fujitani.blogspot.com/2018/09/netflix.html?q=MIT

ぼくはMOOCSを非常に多用していますが、MOOCSはそこを解決してくれる点が素晴らしいです。例えばこのMITのData scienceのコースなどは「何度も解くに値する問題」を大量に提供してくれます。

Statistics and Data Science from MIT - Probability - The Science of Uncertainty and Data (10/)

http://touya-fujitani.blogspot.com/2018/12/statistics-and-data-science-from-mit.html?q=MIT

 

日本だと大学受験の問題集とかって名著の宝庫なのですが、大学課程から結構怪しくなってしまい社会人学習だと結構壊滅状態なんじゃないかと思います。何千万ものコストをかけてMBAに行くような時代でもありません。

 

日本の終身雇用も崩壊が宣言され、個人がキャリアをつくっていく時代になった今MOOCSはこれからどんどん伸びそうです。MOOCSを使いこなすスキル自体も重要なので善は急げです。

 

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