Digital, digital and digital

デジタルについてトッププロファーム勤務の藤谷が書き綴ります。

Internet of Things Roadmap to a Connected World from MIT のCertificationを取得しました

EdxでMITのIoTのCertificationを取得してみたので、何回かに分けて内容を紹介します。



Internet of Things: Roadmap to a Connected World
https://mitxpro.mit.edu/courses/course-v1:MITProfessionalX+IOTx+2016_T1/about

今更ですが、MITというのは世界最高峰の理系大学ですね。これからはIndian Institutes of TechnologyやTsinghua Universityの時代だと声高に叫ばれる昨今ですけれど、まだまだ現場ではMITとStanfordの存在感が圧倒的だなと思うことばかりです。
 

MIT | Top Universities

https://www.topuniversities.com/university-rankings/world-university-rankings/2018


内容は5パートからなっており、最終試験に合格するとCertificationが発行されます。
  1. Discover key IoT concepts including identification, sensors, localization, wireless protocols, data storage and security;
  2. Explore IoT technologies, architectures, standards, and regulation;
  3. Realize the value created by collecting, communicating, coordinating, and leveraging the data from connected devices;
  4. Examine technological developments that will likely shape the industrial landscape in the future;
  5. Understand how to develop and implement your own IoT technologies, solutions, and applications.
費用は$495なので大体6万円くらい。MITはOpen Course Wareで大体の授業は無料で受けれるので、ちょっとコスト優位性はないかもしれません。このコース自体には無料版がないです
 
こういうのは、学習効果と実益に分けて評価するのが大事なんだけれど大枠では下記
 
学習効果
  • ぼくはとにかく「体系的に学習する」ということを非常に重要視するタイプなので、IoT領域でその期待値に応えてくれた点が最も評価すべきポイントでした。
  • 天下のMITらしく基礎理論を重視した講義内容にしてくれていたのが良かったです。要素技術やAlgorithmsの丁寧かつ「体系的な」説明が非常に有益です。結局の所、ここをおさえているかいないかが分かれ目ですから。
  • ぼくは常々、軽薄なIoTのビジネス本を見るたびに、「IoTがどうとかっていうよりもInternetがわかってないんじゃないの?この著者」と思っていたのですが、この講座では「そもそものInternetの説明」を厚くしていて、やはりMITだなあと思いました。hourglass modelとか何年かぶりに出てきて、ちょっと子どものように興奮してしまう自分を認めざるを得ませんでした
実益
  • これ実益は特にないなあというのが実態ですね。某社からIoTマネージャーみたいなオファリングが来ましたけど、なんだかなって感じでした。
これ聞きたい!というのがあれば、おっしゃていただければ今後の記事に反映します。