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デジタルについてトッププロファーム勤務の藤谷が書き綴ります。

英語学習 - TOEIC満点取ってから実務でガリガリ英語を使える様になるまでのギャップを埋める

*「結局の所、実務でガリガリ英語を使えるようになるには海外駐在にいくとか、中期留学をするしかないよ」というのは自分でコントロール出来ない領域なので、それは「そうなったらそうする程度の方法論」でしかないし、個人的には投資対効果が悪いとしか思えないので前提とはしない


そもそも実務でガリガリ英語を使えるというのは要は

  • 3ヶ国以上の国籍の人間が参加する電話会議をファシリテーション出来る
  • マネジメントが参加する経営会議でプレゼンテーション出来る
で、実は実務でも必要だけれど一番難易度が高く外してもいいと思うのはこれ。単純に投資対効果が悪いという1点。物事はまずは簡単なことからはじめる
  • 日常会話(実は一番難易度が高いのはこれ)


TOEIC満点取ってからの、実務でガリガリ英語を使える様になるまでのギャップを埋める為にどうしたらいいかということを考えるに多分フレームにするべきはこれ。

理解してからの反復練習でなければ意味がない

たぶん”失敗例の多くは場面別の会話練習を繰り返すことに多大な時間を費やしてしまうこと”なのではないだろうか。
これはよくない。
何故かというとそれは「最終成果物」だけ見ている行為で、見なければいけないのは最終成果物を生み出している「基礎理論」であり「背景」だからである。スポーツ選手のパフォーマンスを見ているだけで同じことが出来るようになるとは限らないのに似ている。さらにはスポーツ選手のパフォーマンスを同じことをアウトプット練習として真似てみて同じことが出来るようになるとは限らないのと似ている。こちらの方が実は罠で、「これでうまくいくこともたまにある方法論」なので質が悪い。多分多くの方がここの罠にはまってしまっている気がする。この方法論がうまくいく人は、要は「目の前の現象の背景にあるものを読み解いていける人」なんだと思う。この能力自体を磨くべきという意見は分かるけど、社会人にその労力と時間を割くのは難しい。(ぼくはそもそも教材は1から100まで説明して欲しいと思う方なのであまり向かない。ちなみにこの期待に一番応えてくれるのがMITの教科書をはじめとする世界標準の地位を獲得出来てる教科書で、学習者にとって一番良いのはやはりこっちなんじゃないのとよく思う。)

ボトルネックはやはり英会話および英語会議の構造自体の理解にあると思う。なので、ここに書いたようなことは完璧にクリアしている必要がある

英語学習 - Speakingという最後の難関を越える (会話の情報構造)

 

その上でなにをやるべきかだけれど、やはり実際の英語会議の議事録作成なのだ。実際の会議の内容をディクテーションして、情報構造をきっちりドキュメントに落とし込む。レビューを通す。これを繰り返すことで自分が発信者になる為の基礎力は着実に伸びていく。ただ、理解してからの反復練習でなければ意味がない。英会話および英語会議の構造自体の理解が先。
 
場面別練習は本当に最後におまけ程度というか確認程度でやるべきことで、この本が昔から評判。
僕も1周だけは昔やりました。

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