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デジタルについてトッププロファーム勤務の藤谷が書き綴ります。

複雑な情報構造構造を瞬時に表現する英会話力獲得の為に (3/)

相変わらず英会話力の底上げに取り組んでいます。難しいのは、英語に一切working memoryを取られないということを実現する点です。英語話せますよという方はいらっしゃいますが、working memoryの使用量0ですよと完全に言い切れる方はそんなにいないんじゃないでしょうか。

というか、TOEIC満点以降の英語学習みたいな領域って商売にならないのであまり本も出ませんし、大変ですね。英語目的だけの留学はコストがまったく見合いませんし、駐在に行けばいいじゃんとかいいますけど駐在帰りの方のお粗末な英語を見るにやはり別の訓練が必要な様に思います。というかこの前この動画を見ていて唐突に思ったのですが、世界最高のビジネスマンのSunder Pichaiですらこのお粗末な英語なのです。彼には英語以外のとんでもない価値があるから問題ないというのはそりゃ100%同意なのですが、英語(主に発音)という領域だけにおいてはやはりお粗末です。

 

なので「もう英語で仕事しているから、この日々を続けていけばnative levelになる」というアプローチは非常に危険なと思うようになりました。

というわけで英作文に取り組んでいます。英語学習において、listeningを最高レベルまで引き上げるにはdictationというのが通説の様に思いますけど、speakingを最高レベルまで引き上げるには英作文な気がしています。 当然英作文だけじゃ成立しないけど、最後のピースみたいな。listeningは音のまあ90%も聞き取れていれば相手の言っている意味はわかってしまうわけなんですが、dictationは音が100%聞き取れていないと答えが書けません、というか書けないように意図的に問題がつくられています。(こういう明示化って基本中の基本ですけど、本当に大事ですね。)。speakingについても似てるなーとなんとなく思いました。相手に意図を伝えるだけなら、諸々細かい点がいいかげんでも伝わってしまうという状況はあるんですけれど、英作文だと細かい点までちゃんと表現していないと確実に減点されますね。ここが重要です

使っているのはこの本ですけれど、とても気にいっています。 この本で行われている「情報処理のプロセス(英文と訳の1対1対応ではなく、情報処理)」を練習しています。

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恐らくTOEIC満点後の方がみると「簡単過ぎて意味がない」ように見えると思いますが、これをworking memoryの消費量ゼロで処理出来るようになることが重要なのです。当然処理時間もゼロです。その為の徹底した基礎領域の練習です。ここまで書いて思いましたけど、英作文って大学受験以来勉強してないですね。

何年かのスパンで同じことを思い直すのですが、やはり「究極の状況でこそ基礎が完璧かどうか」だとまた思いました。


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過去記事
1.複雑な情報構造構造を瞬時に表現する英会話力獲得の為に (1/)
http://touya-fujitani.blogspot.com/2019/03/blog-post_16.html
2.複雑な情報構造構造を瞬時に表現する英会話力獲得の為に (2/)
http://touya-fujitani.blogspot.com/2019/03/2_21.html